研究者を目指すという熱病

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「宇垣美里の人生はロックだ!!」でネットニュースの噂をばっさり否定していること、週刊プレイボーイが面白い雑誌だということ

 週刊プレイボーイで宇垣美里さんの「宇垣美里の人生はロックだ!!」というコラムが連載されている。そこで宇垣さんが、少し古くなったバックナンバーの号で、あるネットニュースの報道をはっきりと否定している。

「どの記事とはいわないけれど、基本的に省エネかつ生来カッコつけな私は、わざわざ怒鳴ったり暴れたりしません。」(週刊プレイボーイ 特大no.39・40, 2018年10月1日号)と、ネットでそれなりに話題となった「あさチャン!」卒業時のニュースを否定している。

 「さも知ったような顔をして、好き勝手にウソ八百の噂を流してる人が身近にいるかもしれないことが、一番のストレスだったりします。」(週刊プレイボーイ 特大no.39・40,2018年10月1日号)と書いているコラムでの宇垣さんの言葉を、わけわからんリークをする人や、わけわからん情報を鵜呑みにして原稿料を稼いでいる人たちは噛み締めて猛反省してほしい。というか、そもそも普通に名誉毀損だから。

 宇垣さんは、このコラムの中で「何よりも話題にしてもらえるうちが花なので、どんなニュースも基本的には楽しく読ませてもらっています。」と、慎重さをもって丁寧な言い回しを使っていらっしゃる。優しい人だと、率直に思った。

 パワフルな一面もある。ネットニュースの中で一人歩きしていく自分のキャラクターについて、「くらくらしてしまうこともあるけれど、揺れ動く他人の評価をあてにしないでそういうときこそ、せめて自分に恥じない行動をとり続けるしかないでしょう。」(週刊プレイボーイ 特大no.39・40,2018年10月1日号)と言い切るコラムの彼女の、強すぎる言葉に、むしろ俺がくらくらさせられてしまった。

 宇垣さんのコラムが、もっと広く読まれてほしい。引用していない文章も、とても力強い。絶対負けねえぞっていう、彼女のパーソナリティーが強く押し出されている。

 週プレが面白いのは、プレイボーイというヌードフォトも含めた女性のグラビアが多数掲載され、男性社会から排出される濁った何かに応えるために刊行される雑誌であるにもかかわらず、その雑誌で、女性アナウンサーという特定の職業につきまとう強力なイメージを押し付けられ、応えていかなければならない中で、あくまで自分を貫き通そうとする、現役のTBSアナウンサーの宇垣さんや、そこで戦っていた元TBSアナウンサーの小島慶子さんのような人がコラムを持っていることであると思う。

 

  このブログの引用元となる、宇垣さんのコラムが掲載されている号が、以下のリンク先のものとなります。コラムは、現在の最新号でも連載されています。表紙は、放映中のフジテレビ日本版『SUITS/スーツ』にも出演し、各種メディアで激推しされている今田美桜さん。

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 プレイボーイのホームページもあります。

wpb.shueisha.co.jp

追記)ラジオとか本の話

 まず、宇垣さんが現在、出演されているアフター6ジャンクションがとても面白いのは、彼女が感じたことをスピーディーに素直に自分の言葉で語れる人だからだと思う。単なる聞き手ではなく、パートナーとして宇多丸さんという強烈な原色が輝いている中で、それに負けずに自分の色を出すことができる物凄い人だと思う。正直、年齢という切り口で語るのもある種のレッテルに囚われていると思うのだけど、同世代でこんな人がいるってすごいなって思う。率直に。

  次に、小島慶子さんの『キラキラ』、『小島慶子ミッツ・マングローブオールナイトニッポンGOLD』は、受験生だった頃や学部生だった頃に、テスト勉強の友だった。小島さんの『解縛 母の苦しみ、女の痛み』という本は、お奨めの1冊で、最小単位の社会である家族(特に母)から始まり、学校、会社、会社の外側にいる世間(の人々)といった「社会」によって、女性として、また女子アナとして、彼女が押し付けられてきた価値観やレッテルや「女子アナとしてあるべきだと押し付けられた仕事ぶり」を、どう受け止め、どう傷つけられ、どう乗り越えようとしたかが赤裸々に叙述されている。少年期を親や学校、同級生たちからの評価に苦しんできた自分にとっても、大事な1冊です。

 

 何となくブログをこれまでに更新してきて気づいたのは、ブログで取り上げている人たちの傾向からして、自分は、社会の圧力から突破しようとする個人のことを好きになるんだとつくづく思う。自分だけじゃなく、みんなそうかもしれないですが。

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