研究者を目指すという熱病

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いよいよ後期博士課程3年生

 次の4月に、私は後期博士課程の3年生になります。

 つまり、無事に後期博士課程を標準年限で修了することができれば、大学院に在籍する最終学年となります。それゆえ、今年は自分のこれまでの人生の中で、最も重要であり、かつ、最も忙しい1年になると思います。

 もちろん、私は、標準年限内に博士の学位を取得することを目指しています。

 私がお世話になっている優秀な先生方や先輩の多くが必ずしも標準年限のうちに学位を取得されているわけではないこと―― あるいは、優れた論文を出すことさえ相当に難しいこと―― に鑑みると、かなりハードなチャレンジということになりますが、できるかぎり強気でこの1年を過ごすようにしたいと考えています。

 

 それとともに、年内に学問的に価値のある論文を書くことができれば、という留保つきですが、もしこの1年のうちに提出することができれば、指導教授や大学の中でお世話になった人たち(先生方、院生のみなさん、事務のみなさん)と過ごせる時間も残り僅かだということに寂しさを覚えます。

 研究者を目指してみたかった学部生の期間はとてつもなく長い時間だったと振り返ることができるのに対して、これとは対照的に、 語学力や学問的やりとりをするためのコミュニケーション能力、資料作成能力などをはじめとする様々な能力を欠いた状態で修士に入学してしまった大学院での時間はあまりにも短かく感じます。

 

 このように、いまパソコンの前で、やや感傷に浸りながらこの記事を書いているのですが、このような振り返りをするのはまだ早いことも自覚しています。

 

 博論の締切である年末に論文を提出することができるように、とにかく一生懸命この1年を過ごして、後悔のないようがんばろうと思っています。