研究者を目指すという熱病

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自己紹介

 私は、中学時代、一生懸命がんばったといえることが何もない生徒でした。

 まず、私はとりあえず運動部に入ろうという理由だけで陸上部に入ったのですが、ただ走るだけ、ただトラックを走ってタイムを縮めることがだけが目的のスポーツと捉えてしまい、その意味を見出せなくなり、いつの間にかゲームセンターに通うようになっていました。

 また勉強も、中一の時には期末試験で満点を取ったこともあるくらいでしたが、早々に「だるいから」という理由だけで当時通っていた塾を辞め、成績は急降下し、中三になる頃には期末試験の5科目で200点あるかないかといった成績でした。文字通り、無気力な生徒で、中三の夏休みが終わり、高校受験が迫る二学期に入って同級生が家に帰宅して塾に通う時間になっても、私は、友人と日が沈みかけたグラウンドでサッカーボールを蹴って遊び倒す日々を送っていました。

 こんな生活を送っていた私が「よい」高校に行けるはずもなく、当時偏差値40を切っていた私立高校の総合コースに進学することになったのは必然だったと思いますが、当時は、このような怠惰な自己を恥じることが全くなかったという点について、素直に「過去」の自分に対して羨ましさすら感じます。なぜなら、(少なくとも大学受験を決意する前後までは)自分を恥じることがなかったことと同じように、他者に対しても常に「寛容」であったと思うし、自分の「理想」と「現実」とのギャップに苦しむこともなく、他者との関係で揺れ動く「自意識」に悩むこともなかったからです。

 プロフィールに書いているように、私は現在、法学研究科に通っています。一般企業に就職しない学生にありがちな(?)、そして嫌らしい自意識であると自覚していますが、私は、例えば法学部の卒業の際に学部生対象の論文コンペで最優秀賞を取ったということや、大学に残って研究者になることを目指しているという点でリスクのあるチャレンジしているということや、学界における伝統的通説・支配的見解という権威に対する知的挑戦を研究を通して行っていることなどから、少なくとも自分の出身大学の、普通に企業に就職していった、ないし公務員になった法学部生や他の編入学生とも一線を画する存在であると考えています。おそらく私は学者になるでしょう。

 ただ、この自意識には、過去に教師や一部の同級生から「くだらない人間」だと評価され、時には一蹴されてきたことに対するコンプレックスと復讐心があります。私が同じ大学の同窓生たちに対して「一線を画している」という自己評価も、単純に、現在の、20代も半ばとなりながら、いまだ先行きは未確定という、私自身を鼓舞するための言葉に過ぎないと、内心では理解しています。このブログで記事にしていくように、私は特段、優秀な人間ではなく、むしろ同世代の中で絶えず「平均的な普通の同級生ができることができなかった人間」だったと考えています。

 このブログでは、そんな「自分」とこれまでの「自意識の揺れ」を吐露していくと共に、いま現在進行形で高校受験や大学(一般)受験、編入試験の勉強に取り組んでいる人や検討中の人、法学(ないし法律)を勉強している人や法学研究科の受験を考えている人、あるいはより広く新しいことに挑戦する自信を持てない人に、主としてこんなダメな俺でもなんとか挑戦しながら生きていけてるよ、という意味で励ましと、そして有益な情報を提供できればいいな、と考えています。どうぞ、よろしくお願い致します。

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